1986年に「テクモ」が発売した「ファミリーコンピューター」第一弾ソフト。
元はアーケード版で発売されていた「ボンジャック」に家庭用要素を追加しての移植となる。
「ゲームセンターCX」等でも大々的に取り上げられ当時を知らないゲームファンにも名が知れ渡る。

「テクモ」参入第一弾からこの出来である。操作性もしっくり来る。
当時「ファミリーコンピュータ」で発売していた他のゲームソフトよりも色合いが非常に鮮やかに感じる。この点で買った側に程度満足度を与えてくれるよね。どこかのアニメ関係会社の第一弾ソフトとは大違いの出来だと感じざる得ない。

ストーリー
魔王ベルゼブルの手によって王族達は拐われ巨大ピラミッドの中に閉じ込められてしまう。
マイティ一族は(なんの一族?)立ち上がり王族奪還に挑むが逆に次々とベルゼブルに倒され囚われてしまう。残ったのは末弟のジャック。王族と一族の命運はジャックに託されたのだった。

次のエリアへ繋がる扉を目指しならが縦横スクロールのピラミッドの中を進む。
道中爆弾が並ぶように落ちているが罠等ではなく得点アイテムだ。
なんで爆弾拾っていくんだろう?「マイティボンジャック」の「ボン」は「Bomb」爆弾だ。
過去に喫茶店とかで「ボン」の名前を見かけた事があるが、やはり意味は爆弾なんだろうか?

十字キーで左右移動。
Aがボタンでジャンプ。上キーを押しつつAボタンで通常より高く飛べる。
下キーを押しつつAボタンの押すタイミングでジャンプ高度を抑える事が出来る。
基本敵を避けながら進む。通常の攻撃方法はない。
パワーボールかマイティパワー3段階目で敵を金貨に変化させる事で反撃可能。
敵に当たるか時間切れ、ダメージ地帯に触れると残機を1つ減らす事になる。

道中に落ちている「マイティコイン」を拾うと「マイティパワー」が使用できる。
コインを拾った枚数に応じてBボタンで「ジャック」の色が変化。
その時の色で発動する効果が変化する。

コイン1枚=青:通常では開けられない宝箱をこの状態だと解錠出来る。

コイン2枚=オレンジ:宝箱に横から触るだけで開ける事が出来る。

コイン3枚=緑:画面上の敵を5秒間(BGMが変化)コインに変化させ回収出来る。

パワーボール:敵が5秒間金貨に変化する。

エクストラコイン:残機が1つ増える。

奴隷・ジャックの兄弟・スフィンクス:それぞれ得点加算

ステージの扉を抜けた先にある「王家の間」はアーケード版の名残りな固定1画面ステージ。
序盤は楽勝とも思えるが敵の動きが激しくなる後半は突破するのも一苦労だろう。
敵の追尾を回避し部屋中にある爆弾を全て回収に近い結果でクリアするとボーナス得点が加算される。導火線に火が付いた爆弾を最後に取ると先のステージまでワープ出来る。

総画面数は256面と広大。プレイすると判ると思うが非常に広大に感じる。
進んでも進んでも中間地点しかない印象を受ける。
この頃の各メーカーは妙に画面数等を売り文句にお得感を出していた印象だ。
ずっとピラミッド内での進行なのでプレイしていると正直息苦しく感じるが終盤外に出た際の青空は感無量だろう。

当時「ファミリーコンピューター」にてアスキーの発売したゲーム「アストロロボ・ササ」以上に空中を自由に移動でき浮遊感を味わえる。映画「スーパーマン」に背景とキャラを置き変えても十分代用できるゲーム性だ。(約1年後に「ケムコ」から「スーパーマン」のゲームが出るが残念ながらこちらのゲームには爽快感は無い)

ゲーム会社「テクモ」の初期「ファミリーコンピューター」ソフトの完成度は高い。
後に続く「ソロモンの鍵」や本家本元が作る「スーパースターフォース」ネタ枠だけでは済まさない「つっぱり大相撲」そして「キャプテン翼」へと記憶に残るゲームを発売していく。
これを読んで頂いているレトロゲームファンの方々なら「皆まで言うな」の反応だろう。

ちなみに俺はこのゲームをクリアはしていないと思う。
したような感じもするが記憶が定かではないのだ。
たぶんクリア動画を見て記憶に上書きされているのだろう。

当時小学生の俺には非常に難解のゲームだった。ネット等は勿論まだ無く攻略本さえもまだ出てない。そんな中、自力でピラミッドの外までは行った記憶はあるのだが苦労してたどり着いたあの青空は本当に美しかった。コントローラーが手汗びっちょり親指の皮が十字キーの押し過ぎで向ける程だったのを覚えている。今プレイしたらひょっとすればクリア出来るかもしれないな。

敵わなかったゲームだ。セーブ機能の無いゲームなので諦めは早かった。
そそくさと次のゲームの為に他の友人に売りつけるか交換かを持ち掛けた。
この「マイティボンジャック」を初めて見た人は「藤子F不二雄」のキャラクター「パーマン」を連想するよね?俺だけ?言ってたよ?!「パーマン」って俺達の地元では!皆はどう?



余談だが「パーマン」と言えば中学時代に「パーマンのゲームは今後でるかもしれない」とクラス連中と話していたら横から割り込んできた一人に「そんな物は出ない」と思いっきり否定された経験を持つ。何故かそれで嘘つき呼ばわりされてだ。そして「マイティボンジャック」から4年後「ファミリーコンピュター」版「パーマン」は発売された。この時の憤りは今も忘れてはいない。セイシロウ(仮)てめぇだ!俺の「スターフォース」返せやって言ってんだろうがっ!